2009年8月4日 朝日新聞 朝刊
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| ドラゴン先生(岡村茂)のコメント |
1、ヘラクレス・リッキーの樹液採集について |
| 1758年スウェーデンの博物学者リンネによって種名記載をされたヘラクレスオオカブトムシ。以来採集方法は夜、ライトの光で誘うライトトラップが一般的でしたが2006年エクアドルのジャングル奥地でヘラクレスオオカブトムシが日本のカブトムシやクワガタのように樹液を吸っている場所が初めて見つかりました。2007年1月、私はエクアドルへ行きその場所を目指してジャングルを歩き続けました。途中足をすべらせて転んでしまったり、川に落ちてしまったりと大変な思いもしましたが写真で私が持っている野生のヘラクレス・リッキー オス140mmを見つけた時は少年時代に胸に抱いた夢が叶った瞬間であり、いつまでも忘れる事の無いすばらしい想い出となりました。 |
2、あきらめない気持ちが大切である事 |
| 「つっぱり」だった自分が漫画家になれた事や、小学生の時に昆虫の本を読んで「いつか自分の手でヘラクレスオオカブトムシを採りに行ってみたい」と胸に抱いた夢が実現した理由のひとつに「目標を持ち経験を積みあきらめなければ必ず良い結果となる」という私の持論がありました。また、今回取材に同行させていただいた朝日新聞の記者の方には、自分が納得出来るまで取材を続けるその姿勢から良い記事を書こうとする強い意志を感じ、あらためてプロとしてのこだわりについて考えさせられるきっかけにもなり、この場をお借りして感謝の意を表したいと思います。 「とうきょう昆虫記」は私も今後楽しみに読んでいきたいと思っております。 |